こんにちは!
「ちはやふる」という言葉をご存じですか?
耳にしたことがある方も多いと思います。
百人一首の歌にこの言葉から始まる歌がありますよね!
また、「ちはやふる」というタイトルの、映像化した有名なマンガ作品もあります。
はたして「ちはやふる」とはどんな意味なのか…。
「ちはやふる」の意味と、それを使った百人一首の歌の意味を見ていきましょう!
ぜひ最後までご覧ください!
- ちはやふるとは、どういう意味か知りたい方
- ちはやふるが使われている歌の意味を知りたい方
- マンガ「ちはやふる」について知りたい方
人気漫画のタイトルにもなった「ちはやふる」の百人一首の和歌の意味を知ろう!
人気漫画「ちはやふる」とは?
ちはやふるは、競技かるたに青春をささげる少年少女の物語です!
百人一首と言えば室内でカルタ遊びのイメージが強いですが、
この漫画で取り扱っている競技かるたは、スポーツマンガのような熱い戦いが繰り広げられます。
少年少女が競技かるたの頂点である「名人」と「クイーン」を目指して成長していくストーリーです。
アニメ化や広瀬すずさん主演で実写映画化もされており、競技かるたを一般に浸透させた名作です。
漫画『ちはやふる』公式サイト (chihayafuru-manga.net)
「ちはやふる」ってどんな意味?
「ちはやふる」 ・「ちはやぶる」とは、
千早振る・千磐破とも書き、
「荒々しい」「勢いのある」といった意味の言葉です。
「宇治」・「神」にかかる枕詞です。
枕詞とは、リズムを整えるために
ある決まった言葉の前に置かれる
五音の言葉だよ!
枕詞を置くことで具体的なイメージや印象を強くする効果を得ています。
元は、ちはや「ふる」と読まれていましたが、
時代が進むにつれ「ぶる」と
濁った読み方になっていったらしいよ♪
「ちはやふる」からはじまる百人一首の歌は?
17番 ちはやぶる 神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
在原業平朝臣
散った紅葉が川を覆いくくり染めののように赤くなっている不思議な様子を、
神々の時代にも聞いたことがないという少し大げさともいえる表現をつかい歌っています。
ですがその大げさな表現により、紅葉の鮮やかさがどれほど華麗かと想像させてくれます!
この歌は秋をテーマに歌った歌のひとつです。
↓百人一首には秋をテーマに歌った歌がいくつもあります!こちらもご覧ください!
ちなみに、業平は美男子だったと言われているんだよ!
ちなみに「ちはやふる」から始まるこの歌は「2字決まり」の歌になり覚えておくとカルタで有利です!
↓決まり字の歌についてはこちらの記事もご参考にしてください!
まとめ
- 「ちはやふる」とは、荒々しい・勢いのあるという意味
- 和歌のリズムを整える役割をもつ枕詞のひとつ
- 百人一首の17番で 在原業平朝臣が「ちはやふる」を使った和歌を歌っている
- 百人一首の歌は、秋をテーマにして歌っており2字決まりの歌で覚えやすい
いかがでしたでしょうか?
「ちはやふる」は漫画の影響もあり、百人一首の歌の中でも目にする機会の多い歌のひとつになりました。
ですが、実際に「ちはやふる」の意味やそれを使った和歌の意味まで知っていた人は、少ないのではないでしょうか?
今回「ちはやふる」を知ることによって、カルタ遊びがもっと楽しくなったり、
マンガを改めて読む際に、今までと違った楽しみ方ができると思います!
歌の意味を知ると百人一首をもっともっと楽しむことができます!
ぜひ他の歌の意味も知って、今後も百人一首を楽しんでみてくださいね♪
以上、「 人気漫画のタイトルにもなった「ちはやふる」の百人一首の和歌の意味を知ろう! 」でした!
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