こんにちは!
百人一首ライフエンジョイしていますか?
百人一首はいろんな楽しみ方がありますよね♪
百人一首で遊んでいると、
札に出てくる人物の事を覚えるようになってきます!
そんな百人の歌人の中に、誰もが気になる人物として
「蝉丸」という人物をご存じでしょうか?
蝉丸さんって名前は聞いたことあるけど、
どんな人なんだろう??
百人一首の坊主めくりには「蝉丸ルール」というローカルルールも存在する、
この蝉丸という歌人について今回はご紹介します!
- 蝉丸がどんな人か知りたい方
- 坊主めくりの「蝉丸ルール」が知りたい方
- 蝉丸の歌の意味を知りたい方
百人一首にも出てくる蝉丸ってどんな人?坊主めくりの蝉丸ルールとは?
蝉丸ってどんな人?
平安時代前期の歌人。宇多天皇の皇子敦実親王の雑色 (ぞうしき) とも,醍醐天皇の第4皇子ともいい,逢坂の関あたりに住んだ。盲僧。『後撰集』以下に4首入集。『今昔物語集』巻二十四,『平家物語』巻十一にみえ,能および近松門左衛門の浄瑠璃に『蝉丸』がある。琵琶の名手で,逢坂関明神に祀られている。
(引用元:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
蝉丸は有名な割に、詳しいことはわかっていません。
逸話に残っていることとして、
- 平安時代前期の人
- 逢坂山に住んでいた盲目の琵琶法師
- 式部卿敦実親王に仕えた雑色
- 実は醍醐天皇の第4皇子
などが言われています。
謎の多い人物ですが、「今昔物語集」や「平家物語」「無名抄」などにも登場し、
幾つかの逸話が伝承として残っています。
逢坂の関に庵を構えていたという蝉丸は、逢坂の関の守護明神として祀られており、
蝉丸自身が琵琶の名手であったことから、芸能や歌舞伎の祖神としても崇められています。
百人一首の蝉丸の和歌も、この逢坂の関を題材にした歌です♪
百人一首の和歌・意味
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関
蝉丸
【現代語訳】
これがまあ、東国へ行く人も都へ帰る人もここで別れ、知っている人も知らない人も巡り会うという、逢坂の関なのか
(引用元:名前は超有名だけど…小倉百人一首の「蝉丸」っていったい何者?(PHPオンライン衆知(歴史街道)) – Yahoo!ニュース)
こちらが、小倉百人一首の第10番に収められている蝉丸の和歌です。
逢坂の関は、都から東海・東山・北陸などの諸国へ旅する時に通る関所で、
ここで都の人が見送る習慣がありました。
知っている人も知らない人も、出て行く人も帰ってくる人も、
別れてはまた逢い、逢ってはまた別れるという逢坂の関。
この出会いと別れの繰り返しを人生と同じだと感じ、歌った歌なのではないでしょうか。
坊主めくり「蝉丸ルール」とは
百人一首で遊ぶのであれば、坊主めくりという遊びをしたことがある人も多いと思います。
坊主めくりの遊び方はこちらをご覧ください!
坊主めくりには、蝉丸の札を引いた場合のみに適用されるローカルルールが複数存在します!
その例を5種類まとめましたので見ていきましょう!
全員が札をすべて捨てる
札を多く集めるのが目的の坊主めくりにおいて、
このルールはまさに一発逆転の使用方法になります。
それまで集めてきた札のすべてを、全員が捨てなければならなくなります。
引いた人のに見捨てるパターンもあります。
引いた瞬間に引いた人は負け
こちらは引いた瞬間に負けが確定してしまうパターンです。
蝉丸の札を引いてしまった人は、問答無用でビリが確定してしまします。
みんなの手札をもらう
先程の負けてしまうパターンとは真逆で、
引いた人が、他の人の札をすべてもらえるというプラスになるパターンです。
みんなの札がもらえても、
その後坊主の札をひいてしまうと・・・・。
通常の坊主もしくは男性札として扱う
こちらは特に蝉丸ルールを適用しない場合の遊び方で、
蝉丸の札を通常の坊主の札と同じ札として扱います。
まだ坊主めくりを始めたばかりの場合は、
蝉丸ルールを考えなくて良い、この遊び方がシンプルで良いと思います。
他にも地域によって違うルールもあるので、
自分たちの好きなルールを取り入れて楽しみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
蝉丸という歌人について知ることができたでしょうか?
蝉丸は不明な点も多く謎の多い人物ですが、
歌の名手であり、百人一首においても有名な歌のひとつを歌っています。
坊主めくりにおいても特別な存在であり、
ゲームを盛り上げてくれます!
ぜひこれから百人一首で遊ぶ際は、蝉丸の人物像を思い出して楽しんで下さい♪
以上、「百人一首にも出てくる蝉丸ってどんな人?坊主めくりの蝉丸ルールとは?」でした!
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