こんにちは!
みなさん百人一首を楽しんでますでしょうか?
カルタ遊びや坊主めくりなど百人一首で遊ぶのは楽しいですよね♪
百人一首で遊んでいると色んな歌があることに気づくと思います。
百人一首の歌を知ると、その時代の美しい景色や状況を感じ取ることができます。
さて、今回は数ある歌の中で「夏を感じられる歌」を厳選し、ご紹介します!
ぜひ、最後までご覧くださいね♪
- 百人一首の中で夏の歌にどんな歌があるか知りたい方
- 百人一首の夏の歌の意味を知りたい方
百人一首の四季に関する和歌 ~夏の和歌 選まとめ~
2番 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
持統天皇
天から神が下りてきたと言われる神話のある「香具山」、
その初夏の青々と茂った緑の山に、真っ白な衣が干されている様子が夏の訪れを感じさせる歌です。
この歌には「枕詞」(まくらことば)が使われていて、
「しろたえの」が「衣」にかかっています。
枕詞により印象が強くなり、具体的なイメージがわいてきます。
36番 夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ
夏の夜は まだ宵ながら あけぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ
清原深養父
夏の夜はあまりに短いので、月もまだ沈み切っていないだろうと、
どこかの雲に隠れていないかと探しているユーモアのある歌です。
清原深養父は、「枕草子」で有名な清少納言の曽祖父にあたる人です。
清少納言についてはこちらの記事でご紹介しています↓
81番 ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる
後徳大寺左大臣
初夏の鳥として親しまれているホトトギスをテーマに歌った歌です。
ホトトギスの声の方を眺めたらホトトギスはおらず、
有明の月が残っていたという情緒を感じられる歌です。
夏を告げるホトトギスに対し、
春の鳥として「うぐいす」も有名だね!
98番 風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける
風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける
従二位家隆
風は秋のように感じますが、夏の行事である川で身を清めるみそぎが行われているのを見ると、
まだ夏であるのだとわかるという歌です。
まとめ
百人一首には、夏に限らず季節に関する歌がたくさんあります。
歌の意味を理解する事によって、
実際には体感することのできない当時の季節の趣や情景を感じ取ることができます!
ぜひ、百人一首の他の歌も調べてみましょう♪
以上、「百人一首の四季を感じることのできる和歌 まとめ ~夏の和歌4選~」でした!
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