こんばんは!
突然ですが紫式部という人物をご存じですか?
紫式部って聞いたことある…。
すごい有名な人だよね!
でも、何した人なんだろう・・・?
教科書にも出てくるこの紫式部という人物は、たぶんほどんどの方が名前をご存じかと思います!
彼女の代表作である「源氏物語」は海外でも高い評価を受けていて、
世界的にも英訳、仏訳され有名な作品です!
2024年にはNHK大河ドラマ『光る君へ』で吉高由里子さんが、
紫式部を演じることで話題となってます。
さて、そんな紫式部ですが、どんな人物なのか?
他の作品や百人一首の歌の意味は?そんな疑問にお答えしてしていきます!
ぜひ最後までご覧ください!
- 紫式部がどんな人なのか知りたい方
- 紫式部の歌の意味を知りたい方
- 紫式部の代表作について知りたい方
百人一首に出てくる紫式部ってどんな人?和歌の意味や代表作は?
紫式部ってどんな人?
紫式部は、学校の教科書にも出てくる有名な人物ですが、
平安時代中期の物語作者であり、歌人としても活躍した女性です。
生没年は諸説ありますが、天禄元年(970年)から天元元年(978年)の間に生まれ、寛仁3年(1019年)まで存命したと言われています。
父は学者であり、詩人でもあった藤原為時(ふじわらのためとき)です。
世界最古の長編のひとつといわれる「源氏物語」の作者としてとても有名で、
ほとんどの人が知っているのではないでしょうか?
最近では見かけることも少ないけど、
肖像画が2000円札にも採用されているよね!
百人一首の歌の意味は?
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな
紫式部
現代語訳
久しぶりにめぐり逢えたのに、それが貴女だと分かるかどうかのわずかな間にあわただしく帰ってしまわれた。まるで雲間にさっと隠れてしまう夜半の月のようではありませんか。
紫式部の百人一首の歌は、第57番目の歌で「新古今集」より出典されています。
久しぶりに会った友人が積もる話もできず帰ってしまうのを、
雲に隠れてしまった月になぞらえ、寂しく思っているのを歌った歌です。
ちなみにこの歌はカルタにおける「一字決まり」に該当します!
カルタで素早く取るためには必須なので、ぜひ覚えておきましょう!
代表作は?
源氏物語
今から約1000年前の平安時代に書かれた世界最古ともいわれる全54巻の長編小説です!
光源氏(ひかるげんじ)と多くの女性たちとの恋愛模様や、出世話などが書かれています。
全編通して光源氏が主人公の物語と思われがちですが、
実際には3部作に分ける事ができます。
- 第一部: 1~33巻 光源氏の女性遍歴や成功の物語
- 第二部:34~41巻 栄華を極めた光源氏の転落・最期の物語
- 第三部:42~54巻 光源氏の息子薫を中心とした物語
第三部に関しては光源氏の子どもを中心とした物語になっています。
誰もが知る超有名作品ですよね!
紫式部日記
紫式部が宮中での様子を中心に書いた日記を「紫式部日記」といいます。
「源氏物語」に対しての世人の評判や、
彰子の同僚女房であった和泉式部・赤染衛門、中宮定子の女房であった清少納言らの人物評、
自らの人生観について述べたりしています。
「清少納言と言うのはとても偉そうに威張っている人である。さも頭が良いかのように装って漢字を書きまくっているけれども、その中身を見れば至らぬところが多い。他人より優れているように振舞いたがる人間は後々見劣りするであろう。(中略)そういう人間の行末が果たして良いものであろうか」
紫式部がライバルと言われている清少納言と不仲であったとされる理由も、この記述内容によります!
紫式部集
紫式部による和歌集です。
収録されている和歌の内容から、紫式部の思想や彼女が人生で感じていた不条理・虚無感といった
生涯にわたる心理の変化を読み取ることができます。
まとめ
- 紫式部は世界最古の長編小説のひとつである「源氏物語」作者
- 百人一首の歌は、久しぶりに会うと友と短時間しか会うことのできなかった寂しさを
夜の月に例え歌った歌 - 他に、代表作として「紫式部日記」や「紫式部集」がある。
紫式部という人物は、世界的にみても日本を代表する偉人の一人ですが、
生没年が不詳であるなど謎の多い人物です。
ですが、彼女の残した作品から彼女の考えや生き方を想像することができます。
源氏物語を筆頭に現在でも読んで楽しめるので、
ぜひこの機会に紫式部の作品を読んでみて下さい!
以上、「百人一首に出てくる紫式部ってどんな人?和歌の意味や代表作は?」でした!
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