こんにちは!
百人一首ライフ楽しんでますか?
かるた遊びだけでなく坊主めくりなど、百人一首にはいろんな遊びがあって楽しめますよね♪
百人一首はただ遊ぶだけでなく、
日本の言葉や文化、情緒を感じることができます!
特に日本の美しい四季を歌った歌も数多くあります。
今回はその中でも春をテーマに歌った歌についてまとめました!
春の歌を知って百人一首をより楽しみましょう。
ぜひ最後までご覧ください!
- 百人一首の中で春の歌にどんな歌があるか知りたい方
- 百人一首の春の歌の意味を知りたい方
百人一首の四季を感じることのできる和歌 ~ 春の和歌 6選 ~
9番 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに
花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに
小野小町
この歌には2つの意味があり、桜の花が雨に当たり色あせてしまう様子と
自分の容姿が衰えていく様子を一つの歌で表現しています。
作者の小野小町は絶世の美女だったと言われているよ!
小町って言葉は、美人の代名詞として使われることがあるよね!
15番 君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ
君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ
光孝天皇
雪の降る中、あなたの健康を願い春の七草のひとつである「若菜」をつむ心優しい歌です。
春の七草は薬草として食べたりしてたんだよね!
春の七草は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろがあるよ!
33番 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
紀友則
のどかな春の日にも、桜の花ははらはらと散っていってします様子を寂しく感じている歌です。
歌に、は行の文字から始まる言葉を連ねており、美しい響きを感じさせています。
61番 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな
伊勢大輔
一条天皇の元へ奈良から八重桜が送られたときに、その場で読まれたと言われる歌。
「八重」と「九重」、「いにしえ」と「けふ」の対となる言葉を巧みに使い、
即席で作ったと思えない見事な歌です。
66番 もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
前大僧正行尊
修行のためにこもった山で見つけた、美しく咲く山桜に対し呼びかけている歌です。
山桜の美しさと修行の孤独さを感じさせる歌ですね!
山の修行って辛いんだね…。
67番 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそをしけれ
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそをしけれ
周防内侍
夜更けまで話し込んでいた時に眠くなり、枕が欲しいとつぶやいたのを聞いた藤原忠家が、
御簾の下から「これを枕につかってください」と腕を差し出したのを見て歌った歌です。
軽はずみなことをして悪い噂が立つのは悔しいのでお断りすると歌われています!
73番 高砂の をのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ
高砂の をのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ
前権中納言匡房
高くに見える山の峰の桜が咲いていて美しいので、
しばらく見ていたいから山のかすみが立たないでほしいと歌った歌です!
96番 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
入道前太政大臣
「ふりゆく」が桜の花が「降る」とわが身が「古りゆく」にかかるかけことばになっています!
桜が散るのをみて自分の身が古くなって老いていくのを感じ歌った歌です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
春の歌自体は100首中8首と少ないのですが、
小野小町などの有名な歌人が歌っていたり、美しい表現が使われていたりと素晴らしい歌が多いです。
歌の意味を知ると、よりその時代の春の情景を思い浮かべることができますよね!
ぜひ他の四季の歌も知って、より百人一首を楽しんで頂けたらと思います!
以上、「百人一首の四季を感じることのできる和歌 ~ 春の和歌 8選 ~」でした!
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