こんにちは!
百人一首ライフ楽しんでますか?
百人一首にはいろんな遊びがありますよね!
百人一首のいくつかの遊びの中で、特に「カルタ」遊びでは、
より多くの歌を覚えていると有利であり、たくさんの札を取ることができます!
でも百首もあると、
どれから覚えていいかわからないよぅ…。
そこで今回はカルタで札を取るために、まず覚えておくべき、
「決まり字」を含む歌についてご紹介します!
まずは決まり字の歌を覚えて、カルタでとってみましょう♪
ぜひ最後までご覧ください!
- 決まり字とは何か知りたい方
- 決まり字を覚えたい方
- 決まり字のある歌の意味を知りたい方
百人一首の「決まり字」を覚えよう!まとめ ~一字決まり 7句~
決まり字とは
「決まり字」とは、そこまで聞けば下の句が特定できる、
上の句にある最小限の文字数のことです。
特に一文字目からわかる「一字決まり」は7首しかない事から覚えやすく、
頭文字から「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」と覚えることが多いです。
一字決まりを覚えておけば、
上の句の一文字目が読まれた瞬間に、
札をとることができるんだね!
「一字決まり」の歌
それでは決まり字の中でも、種類が少なく最も簡単に覚えることのできる
「一字決まり」にはどんな句があるか見ていきましょう!
87番 村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ
村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ
寂蓮法師
にわか雨が上がった後のまだ葉が乾かない木々に霧が立ち上り、
秋の夕日が差し込んでいる美しい情景が歌われています。
18番 住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ
住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ
藤原敏行朝臣
この歌は、 藤原敏行朝臣が女性の立場で詠んだ歌になります!
打ち寄せる波と相手を思う気持ちを重ね、夢でも会えない事へのつらさを表現しています。
57番 めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな
紫式部
紫式部の百人一首の歌は、第57番目の歌で「新古今集」より出典されています。
久しぶりに会った友人が積もる話もできず帰ってしまうのを、
雲に隠れてしまった月になぞらえ、寂しく思っているのを歌った歌です。
作者の紫式部は、かの有名な長編小説の「源氏物語」の作者でもあります!
源氏物語はみんな知ってる有名な話だよね!
22番 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ
文屋康秀
言葉遊びを交えて、秋の情景を表現している面白い歌です。
「山」と「風」を組み合わせて「嵐」というところや
「あらし」が「荒らし」の意味を含んでおり、秋の草木が風に吹かれる様子を表現しています。
70番 さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮
さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮
良選法師
寂しくなって家の外に出てはみたけれど、葉の落ちた木々や日の落ちるのが早くなった夕暮れ、
ひんやりとした風など、どこにいても秋は寂しい気持ちになるという歌です。
81番 ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる
後徳大寺左大臣
初夏の鳥として親しまれているホトトギスをテーマに歌った歌です。
ホトトギスの声の方を眺めたらホトトギスはおらず、
有明の月が残っていたという情緒を感じられる歌です。
77番 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
崇徳院
岩にせき止められる急流のように、別れることになってもまた会いたいという
強い気持ちを感じとることができます。
まとめ
いかがでしたか?
「一字決まり」は100首中に7首しかないので覚えやすいかと思います!
今回覚え方のひとつとして「一字決まり」の歌をご紹介しましたが、
決まり字は二字決まり・三字決まりが最も多く、なんと六字決まりまであります!
工夫して覚えるようにすれば、カルタがどんどんとれるようになります♪
もちろん、歌の覚え方は自由で決まり字の他にもいろんな覚え方があります。
↓ぜひ参考にしてみて下さい!
かるた遊びをより楽しむ為に、いろんな歌を覚えてみましょう!
その手始めとして「決まり字」のある歌はいかがでしょうか?
以上、「百人一首の「決まり字」を覚えよう!まとめ ~一字決まり 7句~」でした!
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